なぜ、産後は尾てい骨が痛みやすいの?

約十月十日、陣痛の痛みや出産時の痛みに耐えて、しばらくすると出産のダメージが体のあちこちに感じることがあります。
今回は、産後に多い尾てい骨の痛みについてお話しをさせていただきますね。
陣痛から分娩時にかけて、胎児の産道になる骨盤は、仙骨のうなずき運動(ニューテーション)により、骨盤が前傾し、骨盤上部の腸骨が閉じて下部の坐骨が開いてきます。
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(産後、骨盤の戻りがわるいと仰向けで寝た時に、尾骨が当たってしまう状態になってしまいます。)
産後に尾骨痛や尾てい骨痛を感じるのは、出産を迎えるときに骨盤が大きく開き、ゆがみもかなり大きくなった後によくあります。
また、妊娠後の筋力低下、授乳時の姿勢の悪化、ぽっこりお腹から骨盤の前傾が強くなり、尾骨が後方へ出てしまうため、床に座った時に痛っと言った症状を起こしてしまいます。
特に仰向けに寝た時が痛い。
腰が反りすぎている状態の時も同様な痛みが起こります。

この産後の尾てい骨の痛みを改善するには、骨盤を締め、前傾を解消して、骨盤の正常な位置を作り姿勢を正しくする必要があります。

産後の骨盤矯正・整体で、尾てい骨の痛みを改善することが出来ますが、産後一カ月は元の体にもどるための大切な時期ですので、その後、骨盤のゆがみ、尾てい骨の痛みをケアするようにしましょう。。

(ちなみに、産後元の体に戻る時期というのは、安静時期(静養期)っと呼ばれる時期です。
静養期は子宮が回復していない時期で、この期間は無理な体操・ストレッチ・運動は禁止とされています。)

何もしないのも不安でしょうから、ご自身で産後の骨盤ケアとして、ぜひやってもらいたいのが、うつ伏せになることです。
産後のお腹というのは、縮んでしまっています。この腹直筋の本来の形を取り戻すためにうつぶせになり、腹部を圧迫することで後陣痛も和らぎます。
※乳房が張ってくるときついので張っていないときに行ってください。

話がそれてしまいましたが、産後の尾てい骨の痛みでお困りの方は、お気軽にご相談ください。