当院には「釣りをする方で、肘が痛くてルアーが投げれない。」という症状で釣り好きのお客様がたまに整体に来られます。
これは、通称キャスティング・エルボー(釣り肘)といわれ、テニス肘と同じような症状で、専門的には「上腕骨外側上顆炎」といいます。
この症状の原因としては、ルアーを投げる際に同じ動作を何度も繰り返すことで肘関節にズレが起こり、周辺の筋肉や腱が炎症して痛みます。
重い物を持ったり、肘を曲げるとひどく痛むので、ルアーを投げることが困難になってしまいます。
キャスティング・エルボーになる要因としては、正しいルアーの投げ方が出来ていない事で肘に負担が掛かったり、ビッグベイトやジャイアントベイトなど、1オンス以上のルアーを硬い竿を使って一日中キャストしたり、ルアーアクションの多様化で肘に長時間負荷が掛かるためです。
例えば、パンチングなど肘を伸ばして長時間してると、肘が悲鳴をあげそうになりませんか?
(ロッドは長くなると、肘への負担はさらに大きくなります。)
また、冬場の釣行では冷えた体(肘)でキャスト動作を繰り返さなければなりませんし、釣りは長時間掛けて車を運転して行く事も多く、肘が固ったままフィールドに着いてキャストするのも肘を痛める原因になります。
このようなキャスティング・エルボーの場合、当院では肘だけではなく、肩関節や肋骨などの調整も行います。
施術を適切に行う事でルアーを投げる時の肘の痛みを改善に導きます。