【急性腰痛(ぎっくり腰)】
慢性腰痛と違うところは、鈍痛ではなく突然急激な痛みが襲ってきます。
ひどい場合には、立ち上がることも困難になってしまいます。
ぎっくり腰はどのような時に起こすのでしょう?
基本的には腰が疲れている時。
朝にぎっくり腰を起こすことも多いです。
朝、腰は張っている状態になり、腰が疲れていて朝張りが増している状態の時に上半身の重みが加わるとぎっくり腰を起こしてしまいます。
朝起こすぎっくり腰は、顔を洗っている時や新聞を取ろうと腰を浮かせた拍子などちょっとしたことで起こしてしまいます。
それだけ、腰が張っている時の上半身の重みは腰への負担になってしまうのです。
もちろん、午後にぎっくり腰を起こすケースもあります。
そういう場合、だいたいは重たいものを持った拍子に起こします。
そもそも、ぎっくり腰とはどのようなものなのでしょうか?
簡単にいうと、寝違えが腰に起こったと考えるとわかりやすいと思います。
慢性腰痛の時は、血流を良くするため温めますが、ぎっくり腰は冷やさなければなりません。
急性の腰痛は温めると痛みが増していきます。
翌朝に痛みのピークが来ることが多く、温めてしまうと、朝起きて動けないということになりかねません。
アイシングなどできちんと冷やす対応をすれば翌朝動けないということは回避できると思います。
ぎっくり腰の怖いところは、癖になったり慢性腰痛に移行してしまうことが多いことです。
急激な痛みが消えてしまうと、治ったと思い、その後何もしない人が多いですが、一度ぎっくり腰を起こしてしまうとその場所の筋肉は硬くなります。
筋肉が固まるわけですから、常に重く感じたり、朝にぎっくり腰を起こすリスクが高くなってしまうのです。
慢性腰痛にしてもぎっくり腰にしても、腰に疲れをためこまないということが最大の予防です。