秋の味覚のひとつ、柿。
僕は、カタめの柿が好きなんですが、皆さん、柿はお好きですか?
今回は柿の効能についてご紹介しますね(^^)
柿の学名は、「ディオスピロス・カキ」いい、学名からも解るように、柿は日本が原産なんですね。
「ディオス・ピロス」ギリシャ語で、神の贈り物という意味だそうです。
日本では、北海道以外のほとんどの所で見られ、「柿が赤くなれば医者が青くなる」ということわざがあるくらいですから、よほど薬効のある果物なんでしょうか?
きっと、これは柿の栄養価が高いことを意味しているのかもしれません。
柿の果肉は、ビタミンAとCがとても豊富です。
なので、風邪の予防、二日酔い、また肺を潤すのでせきを止める薬効があります。
若葉には、利尿作用、新陳代謝作用があり、ビタミンCも含まれていますから、動脈硬化や高血圧予防の薬効も持っています。
また、止血作用や解熱作用もあることから、中国では胃潰瘍の出血、鼻血などの治療法に柿の葉茶を用いているそうですよ。
へたの部分は、漢方では〝柿帯″と呼ばれとても貴重です。
このように、果実だけではなく、葉やへたまで利用でき、昔の医療の発達していなかった時代では、当然医者は青くなったことでしょう(^^)
ところで、柿には利点ばかりではなく欠点もあります。
それは、身体を冷やす作用があることです。
柿に含まれる渋の成分タンニンが、鉄分と結びつき、貧血を引き起こすことになり、この状態が冷えるといわれた原因といえるようです。
また、実際に身体を冷やす作用の強いものですから、風邪の熱を下げたり、二日酔いのほてりを除くわけですが、胃腸が弱く冷えやすい人、貧血の人、冷え性の人は逆効果。たくさん食べないように。
それに、タンニンは便秘の原因となるともいわれ、便秘がちの人は食べすぎに気をつけましょう。