産後太りの原因の一つとして、プロゲステン(黄体ホルモン)というホルモンが関係しています。

プロゲステンとは、排卵直後から卵巣で生成される女性ホルモンのひとつです。

妊娠するとプロゲステロンの分泌量が出産までの間に自然と増えて、母体が妊娠状態を安全に維持できるよう脂肪を蓄積させやすくします。

また、プロゲステンは妊娠中に基礎体温を上昇させたり、子宮内膜を維持したり、乳腺発達といった大事な働きをするので、別名で「妊娠を助けるホルモン」とも呼ばれています。

ところが、妊娠中はプロゲステロンの助けがあるのですが、出産後の蓄えた脂肪で増加してしまった体重は、産後に元通りというわけにはいかないのが現実なのです。

産後は関節を緩める働きをするリラキシンという分泌量も少しずつ少なくなり、産後は骨盤が次第に閉じていくのです。

期間としては、産後1年程度までは猶予がありますが、それを超えると、内臓の位置・骨盤の状態が正常でないまま定着してしまい、その結果、腰痛や便秘や代謝の悪さといった、身体に様々な症状を招くのです。

産後骨盤矯正は出産を終えた女性にとって必須と言っても過言ではないです。