肩こりにまつわる質問を集めてみました。
肩こりに悩まされてる人は『何故、こんなに私ばかり肩がこるんだろ?』
と思ったことがあるとか…
また、肩こりにまつわる疑問がふとわくことがありませんか?
今、まさに!肩こりに悩まされている人、思いがけずあらわれる肩こりにうんざりしてしまう人、程度や頻度には個人差があります。
肩こりを経験している人は数多いと思いますし、なんとかご自身で肩こりから解放されるようにと、あらゆる情報を調べて努力される方もたくさんいらっしゃいます。
そんな時、ふと肩こりについての疑問が頭をよぎるようで、いろいろな質問を受けることがあります。
■この肩こりは遺伝でしょうか?
ご両親や身内の中に肩こりの人がいると自分も不安になるようです。
「母が肩こりがひどくて、私もひどい肩こりになっているのだと思います。」
「おばあちゃんが、ずっと肩こりで悩んでいたので、私もそのうち肩こりになるかもしれません。」というような、肩こりが遺伝することを心配している人。
実際に整体に来られる方々の中にも、「身内の中に肩こりで苦労している」という話を伺うことがよくあります。
一般的な肩こりの場合、遺伝するものとは考えにくいです。
ただ、肩こりを起こしやすい家族の生活習慣によって、同居されてる方の肩こりがおこったりする可能性はあると思います。
意外と影響があるものとして、「肩がこる…」と幼いころから、母親から聞かされたりしてた方は、その心理的な環境が影響して子供も肩こりを起こすような状態になる可能性があります。
■寝付けないのは肩こりのせいでしょうか?
肩こりと睡眠とは、とても関連しています。
肩こりや首の違和感に関連して多い質問は、睡眠についてです。
「布団に入っても、肩こりが気になって寝つきが悪い」という人や「枕が合わないのか、どうも頭の位置が定まりにくい」という人がいます。
肩こりの自覚症状の有無にかかわらず、首から肩、背中、鎖骨の下あたりの筋肉がこり固まっていると、快適な眠りにつけなくなる可能性があります。
肩こりに関連する筋肉がこり固まると、ベッドに入り横になっても全身の力を自然に抜くことができず、枕や布団に接する体の部分に違和感を覚えたりもします。
早めに筋肉の凝りをほぐすことができると、寝具での違和感は解消されることが多いので、枕を買い換えずに済む人もいます。
(お客様の中には、枕を何個も買い換えたという人がけっこういます)
また、筋肉が凝り固まった状態では、眠ろうと思ってもリラックスをする神経系(副交感神経)が優位に働きにくいため、入眠が困難になることがあります。
眠れないから、眠剤を常用しているという話も聞きますが、肩こりが原因で寝つきが悪いのかもしれません。
自己判断はせずに医師を受診後、疾患によるものでなければ、まずは肩こりに対するケアをお試しいただければと思います。
■運動不足が原因かと思い、運動をしているのに肩がこります…
適度に運動しているのに肩こりに変化がなくがっかり…
肩こりを和らげるには、適度な運動を行って血流を回復させ、硬くなった筋肉がほぐれるようにするのが良い、ということは、よく知られていると思います。
しかし、運動を実践している人全員に肩こりに対する効果が得られているか…というと、残念ながら必ずしも当てはまっていません。
考えられる原因…
▼肩こりに関わる筋肉を動かすことができていない。
対策→肩こりは、精神的なリラックスや体を温めることも有効。
なので、ウォーキングや軽くジョギングしてみたり…ということも良いと思います。
ですが、首や肩周辺の筋肉に的を絞ってできる運動も加えたほうが、肩こりが楽になったと感じやすくなるかもしれませんね。
▼意図する筋肉を動かせていない
例えば、肩こり体操などで、肩甲骨を動かすものがありますが、実際には肩甲骨を意識して動かすことができていないため、筋肉にも刺激がしっかりと入らず効果が得られない、ということがあります。
▼運動をすることで緊張してしまう
スポーツジムなどで、インストラクターの方から指導を受けたり、エアロビクスやヨガなどのプログラムに参加したりと積極的に運動に取り組む人がいます。
ところが、「どうも皆のように、うまくできない」
「インストラクターさんに見られるとあがってしまい、動きがぎこちなくなる」といった「精神的な緊張」から、肩こりへつながってしまうケースがあるようです。
思うようにできないからといって、焦りは禁物です。
慣れてくると、こうした緊張感もほぐれてくると思いますが、最初のうちは、「きちんと運動ができるか」にとらわれてしまい動作も硬くなってしまいがちです。
軽めのトレーニングや簡単なエクササイズからはじめて、運動自体に自信が持てるようになると、緊張感も少なくステップアップできると思います。
また、運動の後は筋肉疲労をためないように、よくストレッチをしたり、少し歩いてクールダウンを行ったりすることをお勧めいたします。
ご自分のお体の事や、ささいな質問って、なかなか聞きづらいと思いますが、せっかくなので聞いた方が得です。
きっと、質問された方は、真剣にこたえてくれると思いますから!