赤ちゃんの反り返りと縦抱きの関係について、2つ考えられます。

1つ目は「姿勢による影響」です。
縦抱きは、赤ちゃんの背中をまっすぐに伸ばした状態で抱っこするため、赤ちゃんの背中の筋肉が緊張しやすくなります。

特に、首が据わる前の赤ちゃんは、背中の筋肉が弱く、首の重みに耐えようと頑張るため、反り返ってしまうことがあります。

2つ目は「心理的な影響」です。
縦抱きは、赤ちゃんの視界が狭くなるため、不安や不快感を感じて反り返ることがあります。また、縦抱きを嫌がる赤ちゃんは、抱っこをされたくない、自分の意志で動きたい、という意思表示をしている可能性もあります。

赤ちゃんの反り返りは、成長過程でよく見られる現象です。
しかし、反り返りが頻繁に起こったり、強い痛みや苦しみを伴ったりする場合は、病気の可能性も考えられるため、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

赤ちゃんの反り返りを防ぐためには、横抱きや前向き抱っこなど、赤ちゃんの背中を丸めた状態で抱っこする方法がおすすめです。

また、抱っこする際は、赤ちゃんの首や腰をしっかりと支えてあげるようにしましょう。

ホームケアとしては、赤ちゃんの背中の筋緊張を和らげてあげられるよう、手のひらで優しく撫でてあげましょう。
背中をさすってあげることで、身体の緊張がほぐれてリラックスしていきます。

また抱っこ紐はスリングがおすすめです。

当院では、赤ちゃんの反り返りに対して体の状態をしっかりと観察し、筋肉や骨格のバランスを整える施術を行います。
具体的な施術内容は、赤ちゃんの状態によって異なりますが、主に以下のような施術を行います。
・背骨や骨盤の矯正
・強張った筋肉の緊張解消
・体幹のトレーニング
赤ちゃんの痛みや不快感を軽減し、体のバランスを整えることで、反り返りの改善につながります。